- 投稿 2018/04/04
- 奈良ライフ
桜の開花、今年は早かったですね。
まだ入学式もこれからがシーズンなのに、すでに葉っぱが出ている桜たち。
あらためて、花の命は・・・と思ったり、それでも、やっぱり、花は散るから美しいのかな、と思ったり。
先日は、郡山城跡の桜を見ましたが、もうひとつ、奈良市内の隠れスポット?は、佐保川沿いの桜なんですよ。
すごいです、圧巻です!!
2月に一度、佐保川沿いを北に、自転車で通ったことがあったのですが、そのときは、もちろん裸の並木道でした。
ですが、川沿いは、細い道が伸びていて、ところどころ、水場へ降りる道もあったりして、ここは春になると桜がキレイなんだろうな、と想像はしていました。
その想像をはるかに超えて、満開の桜の木々が、ずっとずっと続く道の美しさときたら。
奈良にきて本当によかったと、あらためて思いました。
両脇に伸びる道の、素朴な感じもたまりません。
不意に、昭和な感じの踏切があったりして。
そこから、先を眺めやる並木と、振り返ってみる並木のどちらも、桜の大木が果てしなく続いていて、どこか別世界へワープしそうな気持になるほど、非日常の空間がひろがります。
子どもの頃から、今までの長い長い、半世紀の時間のなかで、毎年、変わらず花を咲かせているのだとしたら、これらの桜の木にとって、春になると花開くことは、当然というか、日常というか、実は、すごく当たり前のことなのかもしれません。
いま、こうやって、お祭り気分で花見をしている私には、非日常に見えることも、桜サイドからみれば、ふつーの、なんてことない、人生の1ページなのかもしれない・・
そう思うと、人間サイドしても、ここは淡々と、毎日をしっかり生きなきゃ、なんて考えたりもしました。
さて、道の先には、佐保川保存の会の募金ブースと、お団子の屋台がでていました。
外国人観光客の方もちらほら。
写真を撮って楽しんでいます。
川を見下ろすと、水面が桜の花びらでおおわれているのに気が付きました。
花びらの川です!
上も下も真っ白、真っピンクで、この感動をカメラにおさめようとしてはみたのですが、いざ撮ってみると、どうもいまいち、いまみっつ。
満開の桜並木の写真って、なかなか難しいものでした。
遠景を撮ろうと、ひいてみると、焦点がぼやけて、何を撮っているのか分からなくなったり。
桜の写真って、難しいです。
でも、撮らずにはいられないんですね。
道の途中から、しだれ桜も咲いていました。
これがまた微妙に桃色が濃くなっていたりして、色のコントラストもイイのです。
今もニュージーで頑張っている、若いチャイニーズの友人の誕生日だったことを思い出して、しだれ桜の花の先を、アップにして撮ってみました。
薄いピンク色の愛らしい花びらに、花弁の赤がちょっと混じって、これは、なかなか。
彼女のイメージにも合うような気がして、バースデーカード代わりに送ってみました。
背景に、水色の空が映えて。
喜んでもらえるといいな。