コロナに負けない奈良の魅力 氷室神社編

奈良の町も、コロナウイルスの影響を受けて、観光客がめっきり減っています。

。。と思いきや、そうでもなかった?

春の初めのこの季節、穴場的な氷室神社に、3月14日に行ってみましたよ。

 

ぐるっとバスで奈良市内観光

 

東大寺に来るお客さんも、ずいぶんと減ったかな?と思いながら、「ぐるっとバス」を降りるたのは「大仏殿前駐車場」。雨がしとしと降るせいもあってか、停まっている車はほんのまばら、バスが2、3台だけで、グレーに濡れたアスファルトが午前の光を映していました。

 

この「ぐるっとバス」は、なんと100円で乗れるルート循環のバス。土日の日中をメインに3ルートあるのです。

私が乗ったのは「大宮ルート」で、平城京跡歴史公園から、東大寺の大仏殿前駐車場まで所要時間30分弱ほど。これで100円です!

途中、近鉄奈良駅や、県庁前を通り、大仏殿前のあとは春日大社まで上って、また戻ってくることになります。近鉄奈良駅前から乗れば、東大寺までは10分ほどでしょうか。

このほか、「奈良公園ルート」と「若草山麓ルート」があります。

ぐるっとバスについてはこちらをどうぞ↓

http://www.nara-access-navi.com/season-bus/

 

さて、想像通り、人はまばらだったのですが、東大寺に向かう道へ出ると以外に人があるいている、という印象でした。鹿の群れと、鹿せんべいを手にしたために鹿に追われる日本人観光客、そしてカメラを構えた外国人客の方に出くわしました。楽しそうです。

 

鹿たちは、おせんべいやの前で待機していて、お客がせんべいを買ったとたん、群がるように集まってきます。

 

これは、お腹がすいているというより、あくまでおやつが欲しいのですね、鹿たちは。

私たち人間が、ポテチをついつい食べすぎてしまうのと同じ感覚です。

だから、観光客が減ったから、せんべいをくれる人も減って、鹿がお腹を空かしている、、というのは、ニセ情報です。

お菓子待ちの鹿たち

 

氷室神社の氷みくじ

 

さて、この東大寺の西隣には、「夢広場」というスペースがあり、カフェやレストランが集まっています。

この「夢広場」を右手に見ながら、さらに西へ、奈良駅の方へ戻って歩くと、右手にあるのが「氷室(ひむろ)神社」です。

ちなみに、道路をはさんで向かい側には、奈良国立博物館があります。

 

さて、この日の氷室神社には、白い木蓮の花が咲いていました!

 

お水取り最終日の3月半ばの14日に、もう木蓮が咲いているとはビックリです。

今年は、どの花も開花が早くて、沈丁花もあちこちで見かけているところです。

 

この氷室神社は、平城京へ献上する氷を置く氷室や氷池を守護する神様を祀ったもので、

現在では冷凍氷業界の守護神としても有名です。氷に関係することなので、かき氷はもちろん、アイススケートの選手などもお参りに来られるそうです。

 

小さな境内ですが、ここに来たら、「氷みくじ」をされることをおすすめします!

私が訪れたこの日、ちょうど白人のカップルがこの氷みくじを求めていました。

 

普通のおみくじのように、引き当てた番号のおみくじをもらうのですが、

これが白紙のまま。

おみくじは、祭殿手前の両端に置かれた、小さな氷の上に乗せると、文字が浮き出てくる・・・という仕掛けになっています。

 

まだ白紙です。

 

3段になったうち、一番下は白紙のまま。氷の上に乗せると。。

 

この通り、文字が出てきましたよ。

占いの内容は、願い事・旅行・商売・学問・恋愛・縁談・転居・出産・病気の9項目です。

英語版も、申し出れば渡してもらえるので、外国人の方をご案内しても喜んでもらえそうです。

 

東大寺からも、国立博物館からも近いので、氷室神社に足をのばされること、ぜひおすすめです。

 

※氷室神社 http://himurojinja.jp/goannai/kihon/kihon.html 

 

ところで、帰りも同じ「大仏殿前駐車場」から、ぐるっとバスに乗りました。

春日大社へ向かう道は、その境内の水谷神社付近の林の中を通るのです。

この道から見える、原始林の眺めが私はとても好きです。

 

これは、バスから撮りました。

歩くともっと気持ちがいいのですけれど、車窓もすてきです。

 

御蓋山と三笠山の違いとは?

 

もう一つ、穴場というより、知っていると得した気分になる情報をお伝えしましょう。

それは、御蓋山(みかさやま)についでです。

 

え、若草山のこと??と思われたでしょうか。私も、ずっとそう思ってきました。

でも、この二つは別ものなんですね。

 

若草山の別名は、三笠山です。みかさやま、と、同じ呼び名で字が異なります。

1月末に行われる野焼きで有名な山で、今の季節ですと、遠目にこの山だけ山肌の色が違うので、ハッキリとほかの山々と違うのが判ります。

鹿たちもたくさんたむろっている、土の色が見える山ですね。

 

対して、御蓋山の方は、春日大社をその西麓に抱く、聖なる山のことです。

 

こちらも、みかさやま、と同じように呼びますが、背後に春日山が高くそびえたっているので、この春日山と一体に見えがちです。同じ山に見えてしまうのです。

 

ですが、この御蓋山、見えたり消えたりすると、古来から不思議な山だと言われ続けてきました。

お天気によって、くっきり見えたり、背後の春日山と一体に見えたりするからなんですね。

 

ちょうと、今日の氷室神社前の道路を渡って、国立博物館側の道路に立つと、この御蓋山の姿をキレイに見ることができます。

とはいえ、お天気に左右されて、大気の状態つまり蒸気の加減などによるようです。

 

それが、この日は、雨だったせいで、背後の春日山は霞に消えて、手前の御蓋山だけが、くっきりと浮かび上がって見えたのです!

春日大社が起こった由来とされる、この御蓋山。

春日大社の御祭神であるタケミカヅチ命が白鹿に乗って、天から降り立った山なのです。

 

晴れの日には、この御蓋山の後ろには、さらに高い春日山が連なって見えます。

また、この左手に、若草山の三笠山が見えますよ。

 

もしかしたら。。神様が降り立った日も、こんな雨あがりの曇天の日だったのかもしれない・・という気持ちになりました。

白鹿は、雲の形だったのかも??

 

ボクは茶色なんだけどね…

 

帰りのバスから、向かいの車道を、一頭の鹿がゆっくり横断しているのを見かけました。

それを、たくさんの車が、じっと停まって待っています。

こんな光景は、奈良でしか見られないかも??!!

 

コロナウイルスがおさまったら、ぜひお出かけください!