• 投稿 2018/04/02
  • NZ生活

ニュージーランドで、ダニにかまれた体験、その2です。

 

アジア人しか噛まれない、という、日本にいたときには聞いたこともないことが起こったんですね。

 

なんとか退治したのものの、あまりの痒さに、病院でもらった薬。

これが、どうやらきつかったらしく・・・

 

ドクターにもらった薬を飲んだあと、私の体調は崩れる一方でした。

 

まず、真夏なのに、寒気がとまらない。

 

それは、痒さのせいも、初めはありました・・

 

でも、その痒みが一段落したのちも、風邪でもないのに風邪のような、なんともしんどい、だるい、状態が続いたのです。

 

そのころ、専門学校に行きながら、アルバイトもしていたのですが、バイトは辞めざるを得なくなりました。。

 

体調不良が続いたあと、今度は、顔にしっしんができました。

 

最初、唇のあたりがピリピリしだして、何かできものができそうな感じになりました。

 

今度はすぐにドクターにかかりました。

 

そして、口唇ヘルペスだといわれ、またまた薬を処方されました。

 

・・・しかし。

 

このあと、1年半後に帰国することになるのですが、日本で血液検査をしてもらったところ、ヘルペスにはなってなかったのです!!!

 

あれは何んだったんだ・・・

 

ちなみに、ニュージーでは血液検査等は、NZ国籍がない場合とてもお金がかかるので、

このときしてもらったのは、綿棒みたいなものを患部にあてて調べる、という簡易の検査のみでした。。

 

顔に湿疹ができたのは、その2、3週間あとでした。

 

あらら、と思っている間に、顔中にひろがって、赤くはれあがり、ひどい顔になりました。。

 

それでも、学校の出席率は、その後のビザ取得に影響大だったので、眼鏡をかけたり、帽子をかぶったりして、授業には出ていました。這ってでも出るぞ、と。。

 

でも、周囲にはバレますよね・・すごいはれ方でしたから。

 

はれたあとは、膿がでるみたいになりました。

今度はそれがかさぶたみたいになって、黄色くなって、皮膚がやぶけて、もう、見た目がすごいことになりましたよ。。。

 

自分の顔を鏡でみて、笑ってしまったほどです。

 

ですが、まわりは、とにかく可哀そうがってくれて、心配してくれました。

 

このときは、本当に、ニュージーの人、周囲の留学生たち、先生、みんな、ほんっとに優しい!!!ありがとう!!!と、感謝しました・・・

 

すごく気遣ってくれて、こうしたらいい、ああしたらいいとか、いろいろアドバイスもくれました。

 

 

でも、当時、ひとつ思ったことがあります。

鏡の私、赤く腫れあがったときには、なんというか、しわが伸びていたんですよね!!

 

だから『なんかかわいい』と、思わなくもなかったりもしました。。

おさるちゃんというか、おてもやんというか。

 

そうやって自分をなぐさめていたのでしょうか。。

 

さて、そのときの対策として、何をしたのか。

 

結論からいうと、「何もしなかった」のです。

 

水で洗顔はしました。

 

でも、周りが、すすめてくれるオイルやら、薬やら、飲み物やら(ノニだけは飲みました、韓国の健康飲料水です)、つけ薬やらについては、「ありがとう!!」と笑顔で答えたものの、何も、いっさい、顔には塗らないことにしたのです。

 

かさかさ肌のための、保湿でさえ、つけませんでした。

でも、結局はそれがよかったと思っています。

 

というのも、それまでの薬やら煙やら、いらないものがいっぱい体にたまった結果だという気がしたからなんです。

 

「肌断捨離」って、はやっていましたよね。

これ、よくわかる気がします。

 

何も塗らずに、ただただ、いらないもの、毒素は出せるだけ出して、皮膚の自己治癒力というか、免疫力、これを信じて何もしない。

 

何もしないのが、お肌にはよかったのです。

 

もともと、アレルギー体質で、アトピーっけも、持っていました。

 

異国の地で、薬のせいか、疲れと緊張のせいか、アトピーのように顔と耳と首がひどいことになったのが、正味、2週間で腫れがひき、膿とかさぶたは2回はくりかえしましたが、
それもなんとか、1か月半後にはおさまってくれました。

 

そう、完治したのは、ただ何もしなかったからなのです。

 

そんなわけで、体調もなんとか戻ってきて、卒業、就職へとつなげることができたのでした。

 

ところで、腫れや赤みがひいて、かさぶたもやぶれて、文字通り一皮むけたあとの顔には、「しわ」も「シミ」も、しっかり元通りに戻っていましたね。

・・・あーあ。