心さみしくなったり、ひとり取り残されたような気持ちになったときの対処法

 

4月も後半になって、新しい環境にそろそろ慣れてきた頃ですね。

 

新しい学校、新しい職場、そうでなくても見知らぬ人たちと出会ったりしたときに、ふと自分が浮いているような気がして、さみしい気持ちになったりする、なんてことはありませんか?

 

周りに人がいるのに、なんだかさみしい。

 

そんなときの対処法を考えてみたいと思います。

 

 

そもそも、なぜ、さみしい気持ちって起こるのでしょう。

 

一人を楽しむ時間というのも確かにあるのに、そうではなくて、自分が取り残されたような悲しい気持ちになること、あるんですよね。

 

思えば、子どもの頃から、これまでの50年間で、何度こんな思いをしてきたことでしょう。

 

さみしくなる気持ちがあるから、人は人と会おうとするし、仲良くしようとするのだけれど、それができなくて辛いこともありました。

 

自分の気持ちを見つめてみると、そんなときは、自分に自信がなかったり、誰かに嫉妬してしまっていたからだったり、誰かから無視されているような気持ちになっていたときだったような気がします。

 

さらに、自分の存在までが意味がないような気がしてきたりして、だんだんと手に負えないところへ陥ってしまいそうになります。

 

よく、落ちてしまえばあとは上がるだけ、と言ったりしますが、それも、ときと場合によるもので、落ちないに越したことはない、なんて思うのです。

 

もしも、さみしさというものの正体を、自信のなさや嫉妬だとするのなら、それは乗り越えていける感情かもしれないです。

 

あるいは、ただ、誰でもいい、短い会話でもいいから話をする、なんだったら、買い物をしたお店の店員さんだっていい、それだけでも改善されるさみしさというのも確かにあります。

 

新しい環境で、新しく誰かと仲良くなりたいときは、まず仲良くなりたい人というのを見つける必要がありますね。

挨拶や、笑顔や、ちょっとした質問など、きっかけを自分から作っていくと、少しずつ距離が縮まるはずです。

 

たとえば、あっちの方で楽しそうに話している人たちがいて、そのときの自分は一人。

たまたまなのかもしれないけれど、このままだとなんだかさみしい。

 

そのさみしさを客観的に見つめていると、ひとりが嫌なら、もう行動しなくてはどうしようもない、というポイントがやってきます。そうしたら、

 

「何してるの?私もまぜて!」

 

と話しかけてみたら、すんなり受け入れてもらえることもあるはずです。

 

もし、うまくいかなくても、そのときは別の方向、別の人たち、別のグループへと視点を移しましょう。

大丈夫、世界は本当に広いのだから、自分と気の合う人とは、きっとどこかで出会えるはずです。

 

ただ、今は、目の前、近くにいる人たちと楽しむことにして、すこしずつ遠くにも行けるようになればいいと思います。

 

まずは、今、ここにあるさみしさの粒を小さくして、自分が楽しくなれる場所をどんどん開拓していきましょう。私も、そうやってまだまだ見つけていきたいと思っています。