私って不幸だ、と言ってしまったときに問い直してみたい3つのこと

あなたは今、幸せですか?

もしかしたら、不幸だと思っていたりしませんか?

 

不幸の種類は色々あって、何を不幸と感じるかも、人によってさまざまです。

 

でも、ちょっと待ってください。その不幸、本当に手放したいものですか?

 

不幸な今から、幸せな未来へと変化することを心から望んでいますか?

 

この問題について、考えてみたいと思います。

 

人生は、山あり谷ありで、幸せなときもあれば不幸せなときもあります。

 

ですが、不幸な人は、その不幸な状況を認識できていなかったりすることもあります。

 

逆に、私って不幸!と口にする人は、傍から見ると、そんなふうに見えなかったりすることもありますよね。

 

もしも、あなたが「あー、私って不幸だわ!」と嘆いたら、周囲は何と言ってくれるのでしょうか。

 

そんなふうには見えないわ、とか、恵まれてるじゃないの、と言って、あなたの気持ちを解ってくれないかもしれません。

 

そうね、あなたばかりがどうしてヒドイ目に遭うのかしら、と言ってもらえたら、満足するのでしょうか?

 

実は、不幸だと口にする人は、幸福になること自体は望んでいなかったりします。

 

「私は不幸だ」と話す言葉のなかには、次の3つの要素が入っていることがあるようです。順に見ていきましょう。

 

①私はくやしい。

 

不幸な状態にいるのかどうかはさておき、感情としては、くやしさを持て余しているときに「不幸だ」と口にしてしまうことがあります。

 

思い通りに事が運ばなかったり、何かで人に負けてしまったと感じて、「悔しい」という感情を持っていることを、「不幸だ」と表現してしまうのです。

ここで、本当に悔しいと思っているなら、次は頑張って負けないようにするとか、なんとか望みに近い現実になるよう努めてみるとか、方法はあるはずです。

 

もし、そんな考えには及ばないなら、不幸なのではなく、ただ悔しいだけなのかもしれないですね。そして、その不幸は、変えていけるものなのです。

 

②あなたが憎らしい。

 

この場合、「不幸だ」とか「苦しい」という言葉は、周囲に対する憎しみを表現していることになります。

 

それも、昨日今日に感じた憎しみではなくて、長年の積り積もった憎しみの感情だったりします。

そんな憎しみの表現方法として、「私は不幸だ」と口にするのです。さらに、みずから不幸を選んでいたりもします。

 

自分が憎しみを持っていたと気づくのは、我ながら不快だし、驚きだし、否定したくなるでしょう。

 

不幸になるよりほかに憎しみを外へ出す方法を知らなかったから、と知ることは衝撃的なことです。

 

自分の不幸を人のせいにして、誰かなんとかしてよ、と言いたい気持ちなら、憎しみが心にあるのかもしれません。

 

③私を愛して!と言っている。

 

「不幸だ」と口にするときに、実は、愛してほしいと思っている可能性があります。

 

人に文句を言いたいときも、同じように、愛を求めているのかもしれません。

 

つまり、私を愛してくれないあなたを憎く思っているから、もっと愛してほしいの、と訴えているのです。

 

これは、私は愛されなかった、という小さい頃の記憶からきている場合があるといいます。

そして、場合によりますが、たいていは、それは思い込みだったりするようです。

 

本当の、本当に、愛されなかったのでしょうか?

よちよち歩きのときに、誰ひとりとして食べ物を与えてくれたり暖かい服を着せてくれたりしなかったのでしょうか?

 

おそらく、誰かは世話してくれたから、私たちは今大人になっているのです。

 

そして、私たちは小さな子どもではなく、もう大人になっていることを認めることができれば、みずから幸せを掴みにいけると、気づくことができると思うのです。