オークランドって、
ニュージーランドの首都と勘違いされやすいんですよね。
国で一番の人口なので、経済の中心地であり、
移民が多いことでも有名です。
移民が多いので、
それぞれの母国の食べ物も、
自然と広がっていくことになります。
実際、オークランドには、
様々な国のレストランがあって、
普通に、その国のシェフが作っていたりします。
京美も勉強と称して、
たくさん堪能させていただきました。
ひとつの都市にいて、
色々な国の本格的な料理が食べられるのは、
とっても、お得な気分になります。
どんな国のものかというと・・・
まずはイギリス。
歴史からみると、ニュージーランドは、
オランダ人に発見され、
イギリスからの移民国として西洋に認識されたので、
納得ですね。
ちなみに、
原住民といわれるのはマオリ人で、
彼らも、もとはポリネシア諸島から、
12世紀ごろにカヌーに乗ってやってきたのだと言われています。
マオリ料理というのも、一部の都市で、
観光の一環として食することはできますが、
オークランドでは見かけませんでした。
つまり、
西洋料理が基本のニュージーランド料理なのですが、
イギリスと同じフィッシュ&チップスや、ミートパイは、
郷土の味として知られています。
京美が食べた感想では、
フィッシュ&チップスは、
イギリスのものより、ニュージーランドの方が美味でした。
魚の鮮度が原因かもしれません。
また、
ラム肉やオイスター、サーモン、マッスルなどの素材は、
高級レストランのメニューに用いられています。
この高級レストラン、
つまりファインダイニングですが、
フレンチやイタリアンをベースにして、
ニュージーランドならではのフュージョン料理が展開されています。
見た目も美しく、
なかなか良いお値段をとります。
そして、ホスピタリティも素晴らしい。
その価値が十分にある、と言うべきでしょうか。
そんな高級料理とは別に、
赤のギンガムチェックの似合う、
生粋のフレンチビストロや、
イタリアマンマの味のパスタ屋さんなどもあります。
スペイン料理店は、これら3つよりは少ない印象でしたが、
イタリアンとフュージョンだったり、
トルコ料理とコラボしたカフェがあったりします。
トルコ料理をベースにしたお店は、京美のイチオシです!!
オークランドの食雑誌の編集者も、お気に入りの様子でした。
ほかに、
インド料理、ペルシャ料理なんていうのもありました。
さて、
アジアに目を向けると、
まず中国。
チャイニーズタウンというものはないのですが、
チャイニーズマーケットは、そこら中にあります。
中華料理は、
ファストフードから高級店まで、
色々なランクのものがあります。
四川系、広東系、台湾料理、また、
最近では、
マレー料理がおしゃれな内装の店として注目されていたりしました。
タイ料理、ベトナム料理、フィリピン料理、
インドネシア料理、そして韓国バーベキュー。
どれも、
高級店から、フードコートで手軽にいただけるものまで、
使い分けられるのも便利です。
不愛想な中華料理店が、げきうまだったり、
やさしそうなママのいるタイワニーズ店に通ったり、
日本から来た人を連れていくならこの飲茶店、
などと、
食事情の豊富なオークランド、
グルメ目的で訪れるのも、おすすめなんですよ。
そういえば、
ニュージーランドワインも、
近年高評価を受けています。
京美は、
フランスワインよりもイタリアワイン党なのですが、
イタリア種を作っているワイナリーもありました!
そして、これは理屈ではなく、
とても不思議なのですが・・・
ニュージーランドワインは、
国外にもっていってしまうより、
国内でいただいた方がより美味しい気がするのです。
どこの国のワインもホントのところそうなのかもしれません。
でも、
ニュージーランドの食材を食べるとき、
肉でも野菜でも魚でもそうなのですが、
ニュージーランドのワインと合わせると、
このハーモニーがたまらなく美しい・・
ホント、理屈じゃないのです。
ぜひお試しあれ。