前回、自分の壁を壊すには、新しい行動を起こす、とお伝えしました。

https://beauty-kireininaru4.com/nayami-trouble-selfobstacle/

 

行動することで、自分が自分のまわりに巡らせた壁を、どうやったら越えていいか、教えられることがあります。

 

それは、驚くほど自然に、その人自身にやってくるものなので、一度、行動してしまうと、解決法で悩んで立ち止まることはなくなります。

 

自分の壁を壊すつもりで動いていると、その壁を自ら越えているのです。

 

今回は、京美自身の体験から、この「壁を越える」ことについて考えたいと思います。

 

そのとき、年齢のことで悩んでいました。

 

ニュージーランドに住んで1年が過ぎた頃のこと、48歳になったときに、好きな人ができたのです。

 

でも、相手は年下のシャイな日本人。

 

世代も違うし、どうやって仲良くなればいいのか、、

 

ちょっとテキストを送ってみても、返事がないのです。

 

久しぶりの恋でもあって、何をどうやったらいいか途方にくれました。

 

やっぱりムリかな・・・

 

でも、そのとき気が付いたのです。

 

はたちを越えてからこちら、恋愛のシーンで、自分から積極的に「押す」ことを、やってみたことがありませんでした。

 

そんなにモテたわけでもありませんが、それでも、前の結婚を含めて、自分からアプローチすることって、ほとんどやってこなかったのです。

 

ええ!これが自分?

 

ちょっと驚きました。

 

そして、それなら、今度は、生まれて初めて、自分からプッシュしてみよう!と、

 

返事がなくても、テキストし続けました。

 

ちょっとした近況報告とか・・

 

すると、とても短い返事がくるようになりました。

 

単純にうれしくて、その嬉しさを文面で伝えるようにしました。

 

ずいぶん昔、学生の頃になりますが、恋愛のアドバイスで、男ともだちに言われたことがあったのです。

「もうちょっと感情だすようにした方がいいんじゃない?」と。

 

そのアドバイスを、今さら、40後半にもなってから思い出して、実行してみたのでした。

 

それでも、また返事がなかったりします。

 

でも、めげながらもめげずに、テキストし続けました。

 

ついには、やったことのない、画像入りのテキストまでおくりました。

 

いえ、自撮りではないですよ。。

 

風景写真と、ふと目にした鳥の画像です。

 

そして、画像のしたに、キャプションをつけるように、

 

I miss you.

 

と書いたのです。

 

・・・すっごい恥ずかしいです。

これまでの自分だったら、そんなことゼッタイにしてなかったでしょう。

 

でもですね、ここで、なんと、やっと、彼から、食事に行きませんか、と、お誘いの返事がきたのです。

 

やったー!!!

 

すごく嬉しかったです。

 

さて、ここでの行動を振り返ってみましょう。

 

新しい行動とは、自分から、テキストを何度も送る、でした。

 

そして、テキストの内容は、感情を表現する、でした。

 

実はこれ、相手に行動を促すことでもあったんですね。

 

このテキスト送りも、ストーカー的に怖がられないよう、礼節は守っていました。

 

そして、どうやったら、次に、もう少し長い返事がもらえるか、あるいは、自分に喜ばしい内容になるか、考えて見つけた方法が、画像を送ることでした。

 

今、自分が見ている風景を、相手と共有することで、さらに自分の想いをさりげなくつたえる。

 

さりげなさすぎると伝わらないし、度を超すと、重圧になってしまうので、この「さりげなさ」はポイントだと思います。

 

そうやって、気が付いたら、48歳にして、人生初の行動パターンを作っていたのでした。

 

つまり、小さいながら、自分の壁を、ひとつ越えることができたと思うのです。

 

これは、恋愛シーンのひとコマですが、ほかのことにも応用できると思います。

 

そう、今までのパターンとは違う、何か新しい行動を起こしてみれば、次なる風を呼び込んで、壁を越える道具や方法が、どんどん見つかってしまうんですね。