奈良コトミのブログ

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海外経験後、奈良に移住して目覚めた、歴史と日常についてのあれこれ。

奈良のダラニスケとNZのマヌカハニーは胃痛と咽喉痛に効く?

  • 投稿 2018/03/10
  • NZ生活

もうすぐ春ですね。

ずいぶん暖かくなってきましたが、

まだ、寒さが戻ってくる日もあって、

季節の変わり目は、体調が心配になります。

 

ニュージーランドに行くときに、

私が、常備薬として持参したのが、

風邪対策の漢方・葛根湯と、頭痛薬と、

陀羅尼助(だらにすけ)でした。

 

奈良の人にはおなじみの陀羅尼助は、

正露丸によく似た、黒い粒の和漢薬です。

私は、胃が痛いときにこれを飲むと、

おさまることが多いです。

 

飲みすぎの朝にもいいそうです。

 

陀羅尼助は、飛鳥時代から作られていて、

はるか昔、役行者が伝え広めたともいわれています。

 

そんな伝統のある丸薬なので、

奈良の吉野の方に行くと、

道すがらに「陀羅尼助」と書かれた幕が、

看板かわりに立っていたりします。

 

胃もたれや胸やけなど、胃の調子がおかしいときに、

水でグッと飲み干します。

場合によっては、2、3日続けて飲むことも。

たいていは、それでスッキリします。

 

私のもう一つのウィークポイントは、喉。

風邪をひくと、たいていは「ノドから」の人です。

 

喉って、一度はれると、なかなか引きませんよね。

だから、早めの対処が肝心で、

風邪薬のコマーシャルのように、

ちょっとおかしいかな??

と、感じたら、すぐに処置すると治りも早いです。

 

私の対処法は、マヌカハニーです。

 

マヌカハニーは、マヌカの花から採取される、

ニュージーランド名産のハチミツです。

 

このマヌカハニー、抗菌・殺菌作用があると、

海外での医師・研究者の論文発表されたり、

臨床実験での有効性が証明されていたりします。

 

マヌカハニーに含まれている、

有効成分・メチルグリオキサールの数値によっても、

効果が変わってくるようです。

数値が高いほど、お値段は高くなりますが、
その分、効果も早くて大きいと感じています。

副作用がないの嬉しい点です。

 

ニュージーランドに行く前から、

マヌカハニーの凄さは周囲から知らされていました。

皮膚疾患にも効くので、直接塗ったりすることもあります。

 

喉の痛みには、かなり有効だと感じています。

ときには、湿疹にも効いたり、

アレルギー対策用に採ることも多いです。

 

以前は、市販の風邪薬もよく飲んでいましたが、

年齢があがるにつれて、

できるだけ薬は飲みたくなくなってきました。

 

マヌカハニーは、そんな京美のニーズにぴったりでした。

 

もちろん、ハチミツなので、

1歳未満のお子さんには食べさせられませんが、

1歳以上の子どもなら、食べることができます。

 

帰国するとき、

お土産と自分用にいくつか買ってきました。

NZで買った方が、だんぜんお得だからです。

スーツケースが重くなるのが、玉にキズですが。。

 

陀羅尼助とマヌカハニー、

どちらも我が家の棚に今も常備している、

健康維持のための大事な助っ人です。

オークランドの交通事情、車は必須?

  • 投稿 2018/03/08
  • NZ生活

ニュージーランドに住んで、2年目に車を買いました。

 

私のいたオークランドは、

シティ中心部以外に住む場合、

車がないと、とにかく不便でした。

 

シティ中心部には、3種類のバス路線があって、

郊外を含めても、そのバスでの移動が可能です。

ですが、

バスは遅れてくることが多いし、時間もかかります。

行きたい場所へ行くのに、

何度か乗り換えをしないといけないこともあります。

 

なので、1年だけ滞在予定のワーホリの方でも、
車を購入する人は少なくないんです。

 

ちなみに、電車も走っていますが、

2ラインだけでした。

7年後くらいをめどに、地下鉄の開通を目指して、

工事が始まったところですが、

予定通りにいくのか、ちょっと疑問です。。

 

なぜなら、

キーゥイ・タイムと呼ばれるように、

キウイ、つまりニュージーランド人の時間感覚は、

日本人のそれと大きく異なります。

よくいえば、おおらか、

工事などはとくに、予定通りに終わるのは珍しい、

という国民気質なのです。

それがまた、良い面でもあるのですが。

 

さて、電車とバス以外となると、

交通手段は車、ということになります。

きほん、車社会です。

 

また、シティ内は、

坂のアップダウンがはげしい街なので、

自転車、というわけにもいきません。

朝夕の通勤ラッシュ問題は深刻で、

地下鉄開通の計画も、これを解決するためだったりします。

 

とはいえ、

車の売買は、日本と違って、とてもシンプルです。

カーディーラーもたくさんありますが、

個人間の売買も可能です。

ネットオークションもありますし、

私も、帰国の際には、

このオークションで愛車を売ってきました。

 

買ってくれたのは、フランス人の女の子。

彼女も、車が簡単に個人売買できることに驚いていました。

フランスでも、日本と同じく、個人売買は難しいそうです。

 

 

ところで、ニュージーランドで走っているのは、

日本の中古車が7割以上だと思います。

走っている車だけをみると、

ここは日本?

と思ってしまうほどです。

日本車への信頼は、まだまだ篤いです。

 

私の場合、

ネットオークション等で相場の価格をチェックしてから、

いくつかのディーラーをまわりました。

 

オークランドには、日本人の中古車業者もいますが、

総じてお値段お高めだったので、

市内乗りの、コンパクトカーでお手頃価格のものを、

探すことにしました。

 

目指すはやっぱり日本車です。
中古車といえど、日本で購入するよりは高めですが、
輸入車なので、そこは仕方ありません。

 

初めに行ったのは、カーフェアです。

競輪場のような大きな駐車場のある場所で、

休日に、車の蚤の市のようなものが開かれていました。

中国人の女性ディーラーと知り合って、

ちょっと迷いましたが、結局そのときは購入しないで終わりました。

 

その後、本腰をいれて探しはじめ、

ディーラーショップをまわりました。

 

ニュージーランドで中古車販売をしているのは、

中国人やインド人が多いです。

京美は、話してみて信頼のおけそうなカントニーズ中国人の、

若い男性ディーラーから買うことにしました。

 

車を買うまで、ちょっと迷いもしましたが、

結果、購入して本当によかったです。

行動範囲が広がりましたし、

一人でもすいすい出かけることができて、

なんというか、自信のようなものがつきました。

 

というのも、

私はかれこれ20年近くペーパードライバーだったんです。

ニュージーランドで、ひさしぶりに運転するカンを取り戻して、

できるやん!!

と、嬉しくなりました。

 

奈良でもまた運転したいものです。

薬師寺へ梅見に出かけてみた

お雛祭りの翌日に、梅を見に出かけました。

 

ポカポカ陽気の日のことです。

 

万葉の時代から、奈良で愛され続けた梅の花。

菅原道真も愛した花としても有名ですね。

 

奈良市内にも、奈良公園の片岡梅林、

中町の追分梅林、学園南の大和文華館、

月ヶ瀬梅林などがあります。

 

ですが、私は車を持っていないので、

できるだけ近場で、

自宅から、自転車か歩いていけるところを探してみました。

そうして選んだのが、薬師寺でした。

 

現在、薬師寺の東塔は、大規模改修工事中ですが、

いくつかの特別展をしていたりして、

見どころ満載の人気観光スポットです。

若い女性にも、

こちらの本尊である、薬師寺如来さまは人気があるそうです。

 

ただ、

有名な吉祥天女画像については、

オリジナルはお正月三が日のみ公開、

平成版もその後の1月15日までの限定公開とのことで、

レプリカなら見られると思っていたのがかなわず、残念でした。

 

ですが、東院堂に祀られている、

聖観世音菩薩像をじっくり拝観することができました。

こちら、白鳳文化のものということですから、

奈良時代より前に作られたものでしょう。

 

ちなみに、時系列としては、

飛鳥文化→白鳳文化→天平文化となります。

白鳳とは、時代の名前ではなく、

天武天皇とその后・持統天皇の時代の文化になるようです。

 

この仏像、

きりっとしたお顔だちと、流れるような衣の優美さに、

そこはかとない知性と慈愛が感じられる上に、

若々しいパワーもふつふつと発しているんです。

成熟していて、なおかつ若い、というのは貴重ですよね。

 

アラフィフだからといって、

老けこまず、嘆かず、前向きに、

まさに「人は成熟するにつれて若くなる」(ヘルマン・ヘッセの著作タイトル)、

これでいかなきゃ!!と勇気づけられました。

 

 

さて、梅です。

「金堂」の奥にある、「大講堂」の、

さらに奥に、梅の木が何本か植えられていて、

シャッターを押している観光客もちらほらいました。

でも、

整然と並んで植わっているので、

それが逆に物足りない感じもしました。

 

そこから北へ移り、

一度、境内から出て、「玄奘三蔵院伽藍」へ向かいます。

 

その受付入口手前に、

ちょっとした梅並木がありました。

 

この並木道、紅白の木が交互に植わっていたりして、

短いながら、見ごたえあるんです!

 

ちょうど満開のタイミング、

あまりにきれいなので、

紅白梅を背景に、自撮りをパチリ。。

 

しまった。

 

・・・でも、

自分の顔はともかく、

青い空と、紅白の梅の花々は、

晴れやかな気分を誘う、鮮やかな彩色でした。

 

薬師寺の最寄り駅は、近鉄・西ノ京駅になりますが、

一つ北の、尼ヶ辻駅までの道も、風情があっておすすめです。

線路の西側の道を歩けば、途中で、橘の木の育成地もあり、

垂仁天皇陵に行きつきます。

そして、

誰もいない野原のなかで、

道すがら梅の木に出合えたりもしますよ。

 

春の勢いを感じられる、梅見トリップでした。