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- 尽きない悩み
今日の奈良市は雨が降って、肌寒いです。
このまま地球の気候が変わって、日本も熱帯地方になったら・・・なんて考えて心配する人は少ないでしょうが、以前の私は、なかなかの心配性でした。
改善策を考えるための心配ならいいのですが、ただただ心配するだけだと、自分が消耗するだけで終わってしまったりします。
それでも心配してしまうのが性格・・・とはいえ、どうにかできないものかと考えてみました。
心配からくる不安の解決法をお伝えしたいと思います。
ちょっとした心配なら、問題ないと思うのです。
例えば、「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、準備しておくことで、いざというときの心配がなくなるなら、それに越したことはありません。
でも、心配しすぎて、不安な気持ちにからめとられて身動きとれなくなる・・・さらには、心配しすぎることで、周囲の人に煙たがられたり、迷惑をかけてしまったら、心配の意味が違ってきてしまいます。
そんな要らない心配をしないために、次のような方法はいかがでしょうか。
①心配の正体を、理詰めで考える。
心配や不安は、うれしい、かなしいなどの感情の一つだと思うのです。
そうであれば、理屈で説明しようとすると、感情が無用にふくれあがらずにすみます。
たとえば、私が、ここ最近でいちばんひどい心配と不安になったときのことです。
それは、50年生きてきて、初めて感じたほどの大きな不安でした。
ニュージーランドから帰ってきて、日本のどこに住むのか、それが決まらなかったときです。
パートナーの仕事先にも依ったので、候補地の一つに、ひとりで事前に下見に行こうとしたんです。そこへ行く電車のなかで、それは突然に起こりました。
いいようのない、大きな不安感。
不安でたまらなくなって、誰でもいいから、周囲の人と話がしたくてたまらなくなりました。でも、そんなことはできない。。そう思うと、ますます息苦しくなって、じっとしていられなくなり、電車を降りてしまいました。
今、思えば、それは、知らない土地へ行く不安でもありました。
ニュージーランドまで一人で飛び出して行ったくらいなのに、日本国内で、何をそんなことを・・・と我ながら思いますが。
それでも、そのときの私は、自己否定感でいっぱいだったのです。
心配しすぎです。
これを理詰めで考えるのには、とても時間がかかりました。
詳しくは、また別の機会に譲りますが、感情にとらわれすぎるときは、次にも述べるように、まずリラックスして自分を休めて、それから理攻めしていく、というのもいいと思います。
②体を動かして、リラックスする。
上記の電車を降りたあと、呼吸は楽になったものの、不安感は消えませんでした。
電車に乗るのも怖かったです。
それで、駅から出て、少し歩きました。
体もしんどい気がしたのですが、心のしんどさの方がずっと大きくて、動かないではいられない、という感じでした。
歩いて、川のある方へいったり、建物の中に入ってみたりしました。
でも、室内よりは、屋外の方がよかったように思います。
心配しすぎるときも、体を動かすのは有効です。
スポーツジムに通い始めたり、テニスのできる人ならテニスクラブに参加してみるのもいいでしょうが、ただ近くを散歩するだけでもいいんです。
足の裏を刺激すると、脳の活性化になるともいいます。
歩くことは、心と体に効くと実感していますので、ぜひおすすめしたいです。
③自分のなかの心配に、Get out! と言う。
心配は、実は嘘つきだったりします。
準備や備えにならない、心配なら、追い払うのがいいんです。
出てけ!あっちいけ!消えろ!
そんな言葉で、要らない心配に、「もう来なくていい」と伝えましょう。
余談ですが、Get out!とは、言い方にもよりますが、なかなか強い言葉です。
ケンカのときにも使いますし、こう言われたら、ムッとしていい言葉だと思います。
さて、電車を降りた私は、しばらく歩いて、そのあとは各駅停車で途中下車を繰り返しながら、やっと自宅まで戻りました。
だから、私がこの言葉を、自分の不安感に言えるようになるには時間がかかりました。
言えるときは、心の健康が戻ったときだったのかもしれません。
また、心配は、依存心からも起こるものだと思うのです。
依存が原因なら、強くならなきゃ、いや、強くなりたい、と思いました。
心と体を強くするために、筋肉を使って体を鍛えてみたり、それとは逆に、ときには自分を甘やかしたり、いい気分にさせたり、自分のプラスになることをどんどんするようにしていくと、不安や心配は減っていきました。
だから、この3つの方法が、あなたのお役に立てればうれしいです。