どうしても不安な気持ちに立ち向かえないときに考えたいこと

不安の種類は、人によってさまざまです。

 

将来が不安なときもあれば、健康が不安なときもありますよね。

 

そんなとき、不安の原因を見つめれば、対処法も対策も分かってきます。

 

不安を正面から見つめるのが怖くてたまらないときや、今の状態を変えたいけれど、どこから考えていいのかわからないというときに、試してみたい方法をお伝えしたいと思います。

 

不安の原因を考えることは、その解消に有効です。

 

原因が分かれば、どうすればいいのか、具体的な方法が自ら見えてくることがあるからです。

 

①休息をとる。

 

不安を見つめるのが怖いときは、まず、自分の体を休めましょう。

 

心の疲れから、体も元気をなくしているのかもしれませんし、不安感は、心が体へ出しているSOSだったりもします。

 

何をするのも怖いと思うときは、一度立ち止まって、体が疲れていないかチェックすることをおすすめします。

 

②不安の原因をゆっくりと探ってみる。

 

少し元気が戻ってきたら、次は、自分の不安の原因を考えてみましょう。

 

もし、まだ考えたくなければ、休息が足りないのかもしれません。

 

少しずつ体を動かすことも考えながら、考える気力を持てるときが戻るのを待ちましょう。

 

考えることができるようでしたら、少しずつ自分の気持ちと向き合っていきます。

 

紙に自分の想いを書くのも、客観的になれるのでよいですね。

 

少し例をあげてみます。

 

例えば、健康が不安なのであれば、具体的にどこがどう良くないのか書いてみます。

そして、その原因は何か考えてみましょう。

もし、それが夜更かしからくる睡眠不足だと分かれば、早く寝るようにしよう、と解決法がみえてきます。

 

あるいは、誰かに対して不当だと思っている、もしくは怒りを感じていることが原因だと思ったとします。

それなら、まず、自分は「怒っているんだ」と自分に対してその感情を持つことを認めてあげましょう。

自分の心の正直な思いを、わかってあげられるのは自分なのですから、まずは自分で認めることが、不安の解消につながります。

 

また、よくあるのは、自分が子どものときに抱えていた問題だったりもします。

 

なぜ、こんなにも人に良く思われようとするのか、人に認められなくて苦しいのか、あるいは自分に価値がないように感じているのか、という気持ちの奥を探っていくと、小さい頃、立派な良い子でなければ親から認められないと思っていたことを思い出したりします。

 

大人になっても、この子どもの頃のクセが抜けず、自分でも気づかないうちに、何か行動を起こすときに、失敗するのではないか?と不安が強くなったりします。

 

つまり、もし失敗してしまったら、周囲から認めてもらえない、そう錯覚するのです。

 

これは、「結果がすべてだ」と錯覚することに似ています。

「失敗」を、「この世の終わり」と錯覚して、不安にとらわれている、ともいえます。

 

ですが、失敗は成功へつながる場合もありますし、仮に失敗しても、別の道もあるはずです。

 

結果ではなく、過程を重視するようにすれば、不安感も減っていきます。

 

過程を重視するとは、今を生きることにつながります。

結果をおそれて行動しないのは、過去にとらわれていることになりますね。

 

繰り返しますが、結果ではなく、過程を重視してひとつひとつ積み上げることを意識すれば、不安はなくなっていくものです。

 

不安になったときは、その原因をゆっくり探ってみてください。