ニュージーランドではずれくじを引いた、ホームステイのお話、続きです。

 

 

あまりといえば、あまりの待遇に、ステイ先のチェンジ申請をかねて、エージェントに問い合わせをしてもらいました。

 

すると、ホストマザーが怒り狂ったのです。。

ところで、ホームステイをお願いする際には、日本で、ある程度の希望を出すことができます。

 

イギリスの食事が良くなかったこともあり、安全と清潔の次に、私の希望は『ごはんの美味しいところ』。

 

なのに、ごはんが美味しいどころか、ろくに作ってさえもらえないのです。

そのうえ、着いた早々、引っ越しすると言われるうえ、2ベッドルームの家に、マザーをいれて3人で住もうとしていました。

ホームステイ規約だか規範だかのルールがあるはずで、それからも大きく逸脱している感じです。

 

だから、怒りたいのは、私の方でした。

 

前回はこちらです。

https://beauty-kireininaru4.com/english-study-homestay-nz2/

 

マザーは、形相をかえて文句を言ってきました。

 

その話す英語も、何を言っているのかよく分からなかったけれど、すごい剣幕だったので、怒っていることだけは、よく分かりました・・

 

マクドナルドの件でも何か言ってるようでした。

 

「私は忙しいって言ったじゃないの!!」とか、なんとか。

 

マクドナルドの夕食に、文句いったことにも怒っていたようですね。

 

つまり、私はこれだけ頑張ってやってるのに、文句ばっかり言って、どういうつもり??

ということだったのでしょう。逆ギレされた気分になりました。

 

とはいえ、その怒り、翌日にはおさまっていましたから、やれやれです。

 

それにしてもナゾです。

 

エージェントの人も、このお宅は、料理がおいしいって、歴代の留学生の評判なんですけどねえ、と回答があったようなんです。

 

それ、私がウソついてるみたいじゃ。。(泣)

 

その頃には、もう、マザーの食事には期待しなくなっていました。

自分で、近くのテイクアウトやイートインで食べられる、お寿司やさんやどんぶりやさんを探してきて、空腹を埋めていました。

 

このホストマザー、お友達はたくさんいるようで、彼女、彼たちが、よくサポートしていました。

 

そのうちの一人が、「今日は私があなたの洗濯物を洗ってきてあげたのよ」と得意げに言われたこともありました。

 

イギリスでもニュージーランドでも同じでしたが、洗濯は、基本、週に1回でした。

自分で、洗濯機を借りて、1週間分のものを洗うのです。

下着などは、手洗いしたりもしていました。

 

でも、引っ越した新居には、まだ洗濯機が入っていませんでした。

忙しいマザーのかわりに、お友だちの彼女が、京美の洗濯物を洗ってくれたんですね。

 

いや、自分でしたいから。

 

と思いつつ、サンキューと笑って答えてしまった、このときはまだ、やさしい日本人のままだった自分を呪います。。

 

ごはんの話に戻ります。

一度、そのお友達が、食事を作ってもってきてくれて、鶏肉とサラダとパスタのワンプレートという、マトモなごはんのときがありました。。

 

でも、その翌日からはまた元にもどり、ピザ「数キレ」とか、缶詰をあたためただけのソースのようなシチューとか。

料理がまずいうまいではなく、料理をしない、という感じでしたね。

 

しかも、朝食用の食パンも、途中からカビが生えだしていたり。

それをこちらが知らないとふんでか、缶入りビーンズをそのパンの上にのせて、夕食に出してきたこともありました。

 

もうメチャクチャです。

カビつきパンですよ!!!

 

犬のエサかなんかと同レベル、それ以下の感じでした。

 

そんなある日、マザーが、一冊のノートを京美に渡しました。

 

これ、今までの留学生たちが書いてくれてるの。

日本人が多いから、あなたなら読めると思うわ。

 

そう言って渡されたノートには、確かに日本語で、彼、彼女たちがステイの感想をつづっていました。

 

これでナゾがとけたのです。

 

・・・またまた長くなりそうなので、次回にしますね。