- 投稿 2018/03/23
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イギリスでのホームステイ体験、その3です。
https://beauty-kireininaru4.com/english-homestay-case2/
そういえば、前回までの家族とのやりとりを読んでいただいて、もしかして京美って、けっこう英語ができたんじゃ??と、思われたかもしれませんが・・・
このときは、「聞く」のが専門でした^^;
それに、留学生相手には、彼らも分かりやすく、ゆっくり話してくれるので、中学校レベルの英語知識があれば、まず、たいていの日本人なら、意味が理解できると思います!!
また、こういった日常会話って、言葉も大事ですが、気持ちというか、心というべきか、「話し合いたい」という意志なんですよね。。
逃げずに、あせらず、おそれず、ふつーに、友だちや自分の家族と一緒にいるような心持でいれば、その気持ちはお互い伝えあうことができるのでは、と感じます。。
それでは、ホストファーザーのお話の続きです。
とても人の好い、いつも笑顔の、ジェントルマンなファーザーでした。
ちょっとした単語を教えてくれたり、日常のささいな話をしてくれたりもしました。
ちょっと、すごくバカげた質問だとは思うんだけど・・・
そう聞いてきたこともあります。
日本人は、パソコンのキーボードを打つとき、どうやって日本語を打つものなの??
つまり、アルファベットしかないキーボードで、どうやって日本語が出てくるものなのかずっと疑問だったそうです。。
また、あるときは、日曜大工で庭の垣根を修理していて、マザーに、「これは男の仕事よね」と言われていました。
結婚について、話してもらったこともありました。
ホストファーザーとマザーは、どちらも40歳を過ぎてからの再婚どうしで、それぞれ前妻、前夫とのあいだに子どもがいました。
すでにその子どもたちは大きくなっていたようで、今も交流はあるようでした。
家のなかには、マザーの長男くんの写真も飾ってあったり、彼が、二人の異父兄弟たちと一緒に写っている写真もありました。
ファーザーの娘さんの写真も、見せてもらったことがあります。
実は養女だということでしたが、父娘であることに変わりはなく、国外で仕事をする様子を、手紙で知らせてくれたと、話してもらったこともあります。
(ナゼだか彼女の写真は、1階のトイレのなかに飾られていました・・)
そんなファーザーでしたが、何が話のきっかけだったか、
ボクの最初の結婚はひどかった・・・
と言ったのです。
だから、もう結婚したくないと思っていたし、今の妻を紹介してもらったときも、
すごく迷ったんだよ。
でも、そんなボクをみていた友達が、ある言葉を教えてくれたんだ。
いまがそのとき、
now is the time for action.
今こそ行動すべき時だ。
その言葉にハッとなって、背中を押されて、心を決めたんだよ。
短い話でしたが、彼はどうしてその話をしてくれたのでしょうか。
誰にでもしていたのでしょうか。
二人は、いつもラブラブでした。
ファーザーは、マザーに、いつもきれいだよ、すてきだよ、と声をかけ、年を重ねるごとに、キミはゴージャスになっていくよ、なんて、言葉を耳にすると、
いいなあ、イギリス人は…と思うこと半分、
よくそんな恥ずかしいこと言えるなあ…と思うこと半分、
でも、やっぱり、うらやましかったですね。
私がバツイチだということは、二人にも早々に話していたので、もしかしたら、
人生の先輩としてのメッセージを与えたいと思っていてくれたのかもしれません。
他人の手というものを、彼もまた信じる一人だったんだろうと思いますし、だからこそ、暗に励ましてくれていたのかも、と今は思います。
さて、私が帰国するときには、ファーザーは空港バスの乗り場まで、車で送ってくれました。
そんな気遣いをしてもらえるとは期待していなかったんですが、お言葉に甘えることにしました。
バス停につくと、車からトランクを降ろしてくれて、
なんだかあっという間だったね。
さみしくなるよ。
そう言って、涙をぬぐいました。
それが意外というか、ビックリしました。
彼らの家庭のなかに、入り込めた感覚はなかったし、ビジネスライクな彼らの態度は、他のステイメイトたちも不満に思っていたりしたので、これは何かの演出なのでは、と疑ったほどでした。
でも、やっぱり、そう思った京美の方が、傲慢だったんだろうと思います。。
どこまでも、人の好い、ちょっとかわいそうな気もする、やさしいファーザーでした。
今も幸せでいてもらいたいです。