苦情や、言いにくいことを、口にするためのテクニックとは?

伝えづらいことを、口にしないといけないとき、どんな言い方をすればいいか困ること、ありませんか?

 

上記の画像の赤いマスコットは、奈良町資料館に飾られた、庚申堂の「身代わり猿」です。

この猿が、身代わりになって言ってくれればラクなのですが、そういうわけにもいきません。

 

文句、苦情、ちょっとした言いにくいことを、どうやって伝えるのがいいのか迷うときは、こんな方法はいかがでしょうか。

 

 

先日、私、奈良京美が職場にて、自分の担当ではない仕事を、立て続けに対応しないといけなくなったとき、ちょっとイラっとしてしまいました。

 

『自分がやらないといけないことじゃないのに・・・』

『好意でやっていたけれど、ずっとやらされるのは困る・・』

 

そして、それが続くと、『なんとかしてよ、もう!!』と、イライラが、怒りに変わりそうになりました。

 

これは、個人で対応するレベルでなくなってきたので、上司に伝えないといけません。

 

でも、感情的な気持ちになっているときは、伝えにくいものです・・

 

職場だけでなく、プライベートのときでも、何か小さな不満があったときに、小さいうちにさらっと伝えられたら、それはそれが一番いいと思います。

 

思うのですけれど、これくらいなら、まあ、まだいいか。

と、自分のキャパシティを過大評価していたら、いつのまにか、爆発しそうになっている、ってこと、あるんですよね。。

 

これ、よくないです。

 

よくないのは分かっていて、ちょっとずつ、小出しにする術を身に付けようとしているのですが、それについては、また別の機会に譲るとして、

爆発しそうなとき、感情的になってしまいそうなとき、そうではなく、もっと客観的に伝えること。

そのためには、どうしたらいいのでしょう?

 

思うに、要は、相手に伝わればいいと思うのです。

 

そして、その伝えるべきこととは、こちらの感情ではなくて、事実を客観視した結果の、解決策の必要性です。

感情は、理由であって、解決方法にはならないのです。

 

上記のケースの場合、『なんとかしてよ!!』という感情は、どうやっても、解決法にはなりません。

客観的にみると、不満の感情が出た、それだけのことです。

 

だから、まず、事実をみつめる。

そして、感情をみつめる。

さらに、解決策を提案する。

もうひとつ、その解決策が却下された場合の代替案を提案する。

 

この方法をとれば、ある程度は冷静に、そして客観的に、相手に伝えることができそうです。

 

つまり、京美の場合だと、

 

(事実)『担当ではない仕事をしなくてはいけないことが多い』

(感情)『それでは、本来の仕事ができないし、あまりに頻繁なので困っている』

(提案)『ついては、何か改善をしてほしい。別のスタッフにやってもらえないだろうか』

(代替案)『それが難しければ、看板を置くとか、機械の設置場所を変えるとかするのはどうだろう』

 

こんなふうに伝えることができれば、イラっとした感情を表に見せることなく、

こちらの不満を伝えて、解決してもらえる確率が高くなりそうです。