奈良コトミのブログ

奈良コトミのブログ

海外経験後、奈良に移住して目覚めた、歴史と日常についてのあれこれ。

年をとるほど良いと詠う、万葉集の歌にみる東西共通認識について

年をとるほど良いと詠う、万葉集の歌にみる東西共通認識について

年を取るってイヤなことですね。

 

でも、これって、本当でしょうか?

そう思い込んでいる、ということはないでしょうか。。

 

確かに、老いていくのは万人共通とはいえ、当人にとってはなかなか受け入れ難いことです。

 

でも、ちょっとした気の持ち方の違いで、ずいぶんラクな気分になることもあるはずです。

 

万葉集の歌に詠まれた、奈良時代から今へと続く、老いへの認識をお伝えしたいと思います。

この記事の続きを読む

鑑真ゆかりの唐招提寺で聞いた、生きるのに大切な3つのこと

鑑真ゆかりの唐招提寺で聞いた、生きるのに大切な3つのこと

今年のお正月のことです。

 

私がまだ奈良に住み始めてひと月も経たない頃でしたが、唐招提寺へ初詣に訪れました。

自宅から近いので、一度は行ってみようと、興味本位な気持ちもありました。

 

ちょうど他の参拝客もたくさん訪れていて、ご本尊の廬舎那仏のそばには、お寺さんも案内を兼ねて立ってられました。

 

そのお寺さんは、参拝客の誰それに話しかけては、仏像のことや仏教のこと、ときには人生についてお話されていたのです。

 

私も話しかけてもらったので、そのときに聞いて思ったことをお伝えしたいと思います。

この記事の続きを読む

転勤族だった大伴家持が奈良の都を恋い偲ぶ、万葉集の歌から見えること

転勤族だった大伴家持が奈良の都を恋い偲ぶ、万葉集の歌から見えること

万葉集より、大伴家持(おおとものやかもち)の歌を鑑賞して、現代にも通じる人の心をみています。

 

編者の一人で、最終統括者のような役割をしたのかもしれない、といわれている家持ですが、自身の歌も四百数十首おさめられています。

 

今回は、赴任先の越中・富山で詠んだ歌についてお伝えします。

この記事の続きを読む