- 投稿 2018/02/26
- 奈良ライフ
・・・え、ほんとに??
と、思わず顔がほころぶ、気になるフレーズ。
わがやの近く、自転車での通り道にある
喜光寺で、いただいた言葉です。
秘仏・宇賀神さまを見に行ったときのことをお話ししましたが、
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拝観料を払ったときに、
会報のようなリーフレットをいただいたんです。
そのなかに、
喜光寺のご住職で、薬師寺の長老でもある
山田法胤さんが、
戌年である本年について記されていました。
犬も歩けば棒にあたる、
ということわざから、ご縁について、
縁の生かし方について書かれてあり、
最後の方で、こう書かれていました。
苦に病むな 世上に金はまいてある
欲しくばやろう 働いてとれ
いやあ、ガツンときました。
おっしゃるとおり。
そして、希望の持てるお言葉です。
古歌ということなので、
誰か、有名な人のことば、というわけではないようですが、
この真理、なんて当たり前で、
ストレートで、力があるんでしょう。
この歌には続きがあります。それは、
苦しみて のちに楽こそ 知らるなり
苦労知らずに 楽に味なし
・・・働いたあとのビールのうまさ、
こちらもまた誰もが知る当たり前のことですが、
なぜか、こっちの方は、
最初の文のように刺さらないんですね。。
どちらも真実で、あたりまえで、
シンプルな言葉なのに。
苦労、というネガティブなものより、
金、というご褒美のほうに、
心がより反応するからでしょうか。。
ネガティブな言葉より、
ポジティブな言葉を使うほうが、
運気があがるといわれます。
ただ、お金という言葉も、
ネガティブにとらえることがあります。
なんとなく、がめついというか、
お金のはなしをするのは汚いという認識が、
世の中にあることも事実です。
でも、お金って本当に汚いのでしょうか?
お金の汚い使い方はあっても、
お金そのものは、決して汚くはない。
むしろ、
血と汗の結晶、というたとえがあるように、
きらきらと輝いていてもおかしくない、
貴重で有り難く尊いもの。
そう思っているほうが、
お金とご縁が持てる気がしてきます。
おかね、ほしいですもんね。
喜光寺には、こんな言い伝えもあります。
名前の由来です。
もとは、このあたりの地名である、
菅原寺と呼ばれていたのが、
聖武天皇が訪れたとき、
ご本尊から、なんとも美しい光が放たれました。
このことにたいそう喜ばれた聖武天皇が、
喜光寺 と命名されたそうです。
あとづけの伝承なのかもしれませんが・・・
ポジティブ思考でいくと、
金色にかがやく光は、
その先にある願いや希望をかなえてくれるサイン、
もしかしたらそんな意味もあるのかもしれませんね。