- 投稿 2018/05/25
- 奈良ライフ
法隆寺から、南へ車を15分ほど走らせると、古墳群で有名な馬見丘陵公園があります。
ここでは、なだらかな山の上で、季節のお花を観賞することができます。
たった今(5月末)なら、ポピー(ひなげし)が満開(例年はGWから5月く半ばくらい)で、そろそろ菖蒲やアジサイが見ごろを迎えます。
ほかにも、どんな季節の花が鑑賞できるのか、お伝えしたいと思います。
そして、万葉集の歌も一つご紹介しますよ。
海外経験後、奈良に移住して目覚めた、歴史と日常についてのあれこれ。
法隆寺から、南へ車を15分ほど走らせると、古墳群で有名な馬見丘陵公園があります。
ここでは、なだらかな山の上で、季節のお花を観賞することができます。
たった今(5月末)なら、ポピー(ひなげし)が満開(例年はGWから5月く半ばくらい)で、そろそろ菖蒲やアジサイが見ごろを迎えます。
ほかにも、どんな季節の花が鑑賞できるのか、お伝えしたいと思います。
そして、万葉集の歌も一つご紹介しますよ。
「いざ子ども 狂(たは)わざなせそ 天地(あめつち)の 堅めし国そ 大和島根(やまとしまね)は」
この威勢の良い歌を詠んだのは、奈良時代中期に絶大な権力を誇った、藤原仲麻呂(なかまろ)です。
万葉集の編者、大伴家持(やかもち)にとって、政治上の壁となったのが、この藤原氏の台頭でした。
ですが、仲麻呂の時代も長くは続きませんでした。
そんな仲麻呂の全盛期の歌をご紹介します。
万葉集の中には、海を題材にした歌がいくつもあります。
盆地である奈良の地に、海はないのに、ちょっと不思議な気もします。
遣唐使や、白村江の戦いのように、海を越えて外へ出ていった時代でもあったからなのでしょうが、一般の人々にとって、海とはどんなイメージだったのでしょうか。
そんな海を用いた歌で、編者である大伴家持たちが誉めたに違いない、ある女性の作った1首をご紹介しましょう。