- 投稿 2018/03/03
- お食事フルネス
横浜にいます。
夕食に何をたべようかと思っていたら、
履いていた草履の裏皮がはがれてしまいました。
友人の結婚式のために和装で出かけていたんです。
ただし、小物や下着類の荷物を減らすため、
移動用の小紋を着ていました。
ホテルの部屋に向かう廊下で、
じゅうたんの上を歩いているときに、
べろん、
と剥がれて、つまづきかけました。
あわててコンビニにいき、
瞬間接着剤を購入、すぐに使って、
コンビニの飲食コーナーにある椅子に座って、
待つこと15分。
なんとか、ちゃんと歩けるようになりました。
接着剤、コンビニ、ありがとう!!
さて、
近くのレストランを検索して、
いくつか候補のお店の前を通ったりして、
着物のおひとりさまでも入れそうかチェックしつつ、
気になったのは、
刀削麺
という看板の中華料理やさん。
ニュージーランド、オークランドにいるとき、
中華料理店も色々と行きましたが、
https://beauty-kireininaru4.com/newzealand-life-multicultural-restaurant/
麺専門店というのもあって、
この刀削麺を食べたことを思い出したのです。
とうしょうめん、と読みます。
西安の料理だとか、山西省発祥とか、
四川料理とか、色々いわれているようですが、
小麦粉の生地を、包丁でけずりとるようにそいで、
お湯の中にいれ、ゆがいていただくので、
イタリアのパスタにも似ていますね。
平べったい形の麺に、スープがしみこむと、
もちもちっとして、おいしいんです。
見つけたお店は、四川料理の看板もだしていたので、
もしかしたらちょっぴり辛めなのかも?
辛いのはいいけど、赤い汁が飛ぶとやだな、
とも思いましたが、
カウンター席もある、食堂な雰囲気の店内は、
時間がまだ早いこともあって、
それほどお客が入っていません。
ただ、なんとなく、
ここには人の集まる気配があるというか、
なかなかイイ感じなのでは??というカンが働いたので、
エイっと、入ってみることにしました。
チャイニーズのシェフが二人、
ホールの女の子が一人、
メニューをみると、麺を中心にギョーザや炒め物もあります。
ここはやはり、最上段に記されている、
牛肉刀削麺をオーダーすべきでしょう!
あと、五目チャーハンも頼みました。
オーダーするとき、
ホールスタッフがチャイニーズの若い男の子に交代していました。
もし、食べきれなかったら、持って帰れる?と聞くと、
大丈夫です、とのこと。
刀削麺、辛い?とたずねると、
からくないです!!と強調。
でも、念のためのチャーハンです。
しばらくして運ばれてきた牛肉刀削麺、
白いスープの上に、赤いタレが半分かかっています。
やっぱり辛そう?と思いましたが、
一口のんでみて、ほとんど辛くないと分かりました。
辛いというより、コクがあってまろやかなのです。
ほろほろにほどける煮込み牛肉も、
スープにマッチしていました。
オークランドで食べたことのある刀削麺とは、
スープの種類がまったく違いましたが、
端っこが少し縮れた麺は、
こちらの方が、しっかりしていて、
もっちり感も強いです。
しばらくすると、予想どおり、
会社帰りのサラリーマンたちもたくさんやってきて、
ビール片手に、いくつかのアテをたのみ始めました。
おいしそうでした。
チャーハンは、あつあつの小粒な具入りで、
ふつうに美味しい感じです。
やはり、全部は食べきれずに持って帰ることに。
食べ終わって、しばらくぼんやりしていると、
カウンター越しに、大将らしきシェフが、
麺を削っているのが見えました。
大きな白いかたまりを片手にかかえて、
もう一方の手でシャッシャッと麺をそぐようにして、
お鍋のなかに入れていっています。
ああ、これが刀削麺たる名前の由来の作り方なのだな。
手さばきを見たのは初めてでした。
まさに生めん、生パスタならぬ生中華麺。
それを作っているところも見ることができて、
ちょっと得した気分になりました。
横浜中華街もいいですが、
少し離れて、こういうところもいいですね。
中国人味付けが苦手でない方、現地の味を試したい方はぜひ。
伊勢左木長者町駅近く、
華隆賓館というお店で、
調べてみたら、なかなか有名、
知る人ぞ知るお店のようでした。