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- 尽きない悩み
人から何かと頼まれるとき、ノーと言いたいのに言えないことってありませんか。
本当はイヤだと言いたいのに、言えないでいると、ストレスがたまってきてしまいます。
ノーと言えないのは、相手に嫌われたくないからだとしたら、それはいつか大きな問題になって、自分に降りかかってくるかもしれません。
ノーを言える自分になるためにはどうしたらよいのか、考えてみました。
ノーが言いたいのに言えないときは、周囲にどうみられるのか気にしている自分でいるときです。
相手に良く思われたい気持ちは、誰にでも多少はあるものですが、良い悪いの判断基準を、いつも他人に任せてしまうのは困りものです。
それでは、自分の人生を生きていることにならないからです。
「そんなオーバーな・・」と思うかもしれません。
ですが、習慣というのはこわいもので、「今回はOK」、「これは仕方ないから」などと例外を作り続けていると、習慣は日常になってしまいます。
日常になってしまったクセは、知らないうちに、自分自身の生きる喜びを奪いかねません。
だから、ノーが言いにくい、いつもイエスしか言えない気がしているなら、次の二つの方法を試してみてはいかがでしょうか。
①自分が一番に求めているものを見る。
自分が本当に欲しいものとは、いったい何なのだろう、と、とことん自分に問うてみましょう。
自分が何を求めているのかが解らなければ、なんだか毎日が不安ですし、どこまでいっても、どんなに努力をかさねても、何か方向違いなような、頼りなさを感じてしまいます。
自分が求めるものを、求めていないと、人間関係も悪くなってきます。
行き当たりばったりの生き方をしてしまいます。
だから、ここは時間をかけて、じっくり考えてみることをおすすめします。
②小さなことからノーを言ってみる。
ノーを言えないのは、なんだか怖いから、ということがあります。
相手に嫌われるだけでなく、もっと恐ろしいことが起こってしまうのでは・・と思い込んでいる場合があります。
だから、何か小さなこと、言いやすいノーから口にして、ノーを言う練習をしてみましょう。
あるいは、本当に嫌と言いたい相手ではなく、身近な人や、小さな子どもなど、言いやすい相手に対して、やわらかくノーを言う練習をしてみましょう。
ところで、「もっと恐ろしいこと」と書きましたが、実際のところ、ノーを言ったとしても、たいていの場合、そんなオソロシイことは起こりません。
そう、せいぜい、相手に嫌われるかも??というだけです。
でも、それも幻想だったりします。
相手は、軽い気持ちで言ってるのかもしれないですし、断られたら、別のひとに頼むだけ、と思っているかもしれません。
仮に嫌われたとしても、あなたの価値が下がるわけではないのです。
嫌われたことで、この世の終わりになるわけがないのです。
だって、私たちは、誰だって、生きているだけで価値があるのですから。
その自信を持つためにも、①の本当に自分が求めるものは何か、自分で掴んでおくことが大事になると思います。
かくいう私も、ノーが言いにくい性格です。
ノーを言いなれていないと、いざノーと言いたいときに、必要以上に強く言ってしまって、後悔することもありました。
そもそも、どうしてノーが言えないのか考えてみたら、それは、周りの期待に応えることが喜びだったからです。
相手が望むことを、がんばって出来る自分はかっこいい。そんな勘違いをしていたこともあります。
ですが、それを続けていると体を壊しかけてしまいました。
そこでやっと、自分の心を見つめたのですが、それにも時間がかかりました。
失敗に失敗をかさねて、やっと自分の求めていたことを思い出すようになり、そうなると、覚悟もできて、ノーも以前よりはうまく言えるようになった気がします。
あなたのご健闘を祈ります!